6月は無申告を解消する良い時期です。
こんにちは。札幌の税理士の吉田です。
6月は無申告を解消するとても良い時期です。
税務署の異動は7月
色々なサイトで書かれていますが、税務署の異動(転勤)は7月にあります。
税務その事務年度が7月~6月のため、多くの場合、6月で調査を終わらせなくてはいけません。
つまり、6月に新規で「税務調査をしたいんですが」と言って、電話がかかってくる可能性はかなり低いです。(もちろんゼロではありませんが)
7月も引継ぎなどに時間がかかるため、本格的な調査は8月になる傾向があるようです。しかもお盆休みがあるので、お盆明けが「秋の税務調査」と言われています。
秋の税務調査は避けたいところ
秋の税務調査は、税務署としては時間的な余裕があるので、かなり時間をかけて行えます。
しかも、無申告案件は必ずと言っていいほど税金が取れるので、税務署職員のノルマ達成を考えても、無申告を本格的に取り締まる良い時期と考えます。
自主申告だと5%の無申告加算税のみで済むところ、税務調査があってから申告すると15~20%の無申告加算税がかかります。(仮装隠ぺい等あれば、無申告重加といってさらに重いペナルティーが課されます。)
そういった意味でも何とかお盆前に申告しておきたいところです。
申告するのには時間を要します。
弊所では無申告案件をかなり行っていますが、1か月で終わる案件はほとんどありません。
1年分の無申告ならまだいいのですが、5年以上前に開業された方なら、5年分は申告対象になります。
5年分の帳簿や申告書を作るのはかなり骨が折れるお仕事なので、やはりすぐにはできません。
また、資料をご用意いただくのにも時間がかかりますし、一部資料が紛失している場合などでは、さらにお時間がかかります。
例えばクレジットカードの利用履歴を取得する場合、カード会社によっては1か月とかかかる場合もあります。
また、納税者の方は、基本的に毎日お仕事で忙しです。
その合間をぬって私たち税理士と打ち合わせしたり、資料を集めたりする訳ですから、相当に時間がたりてきていません。
修正申告も同じ
申告はしたけど間違っていたり、少なく申告している場合も同じです。
自主的に修正申告をすると過少申告加算税はかかりません。
申告の数字のバランスがおかしかったり、毎期赤字やあまり所得や役員報酬が取れていない申告書が連続すると、「本当にこれ以外所得は無いのか?」「どうやって生活しているのか?」といった疑問が税務署にもわいてきます。
修正申告する場合もお早めにお願いいたします。
周りに無申告の方がいらっしゃれば、こっそりその方にこのサイトの存在を教えてあげてください。
無申告・期限後申告のご相談は以下サイトをご覧ください。