過去に提出した申告書や届出書の確認方法(令和8年8月最新版)
札幌の新陽税理士事務所、税理士の吉田です。
過去に提出した申告書・届出書の控えを取っていなく申告書が作れないと言ったご相談を受けることがあります。
かなり前に書いた記事が多くのアクセスを頂いており、最新版を改めてリライトしたいと思います。
電子媒体で提出した書類の確認方法(e-taxで確認)
国税の電子申告・納税システム(e-Tax)を利用して提出した申告書・届出書は、e-Tax の「メッセージボックス(受信通知等)」などを通じて過去の提出内容を閲覧できます。
ただし、個人の場合、すべての受信通知を確認するには原則としてマイナンバーカード等による電子証明書での認証が必要です。
法人の場合は、利用者識別番号とパスワードで確認できます。
電子申告の「利用者識別番号と暗証番号」でログインし、メッセージボックスの「お知らせ・受信通知」より過去に提出した内容を確認できます。
申告書・届出書だけでなく添付書類(イメージデータ)も確認できますので便利です。

近年は多くの税理士が電子申告を行っているため、税理士変更の場合はe-taxのログイン情報(利用者識別番号・暗証番号)を教えてもらうとスムーズです。
また、インボイス通知書や還付金処理状況も確認できるため便利です。
紙媒体で提出した書類の確認方法(閲覧申請にて確認)
所轄の税務署に 申告書等閲覧申請 を行って閲覧できます。
以下、手続きの流れになります。
・申告書等閲覧申請書 を税務署所定様式で作成
申告書等閲覧申請書を事前に作成しておくとスムーズです。
・本人確認書類を添えて、所轄税務署窓口に提出
運転免許証やマイナンバーカードなどを持参しましょう。
・税務署側で該当書類を準備し、閲覧のうえ確認
税務署窓口に提出すると税務職員が書類を用意してくれます。
古い申告書等は業務センターや外部書庫等に保管されていることがあります。
事前に所轄税務署へ連絡して、閲覧したい年分・書類を伝えておくとスムーズです。
閲覧はあくまで「閲覧のみ」であり、コピーの提供はされませんただし、スマートフォンによる撮影などは認めらていますので撮影して写真データを持ち帰るようにしましょう。
・親族が閲覧する場合
親族(4親等以内)による代理での閲覧を希望する場合は、委任状、印鑑証明書、戸籍謄本等が必要です。
保有個人情報の開示請求を行う
個人については、税務署が保有する個人情報について開示請求を行い、申告書等の写しを取得する方法があります。
オンライン、郵送、窓口で請求可能です。
ただし、写しの交付を受けるまで時間がかかるのかも知れません。
ただし、法人の情報はこの方法では取得できませんので、ご注意ください。
収受受付印が廃止
閲覧とは直接の関係はありませんが、税務署で押してくれる収受受付印が廃止になっています。
いつも申告書控えなどに押印してくれる日付印です。
控えは必ず保管しておくようにお願いします。
e-taxだと送信日(申告日)が受信通知でわかるので便利です。
まとめ
・提出した申告書・届出書の 写し(控え) は、必ず手元に保管するようにしてください。
・税理士に依頼している場合、税理士から渡された控えも確実に保存しておくことが重要です。
・特に消費税の届出は、「納税義務の有り・無し」「インボイス有り・無し」「本則課税か簡易課税か」など、かなり税額に影響するところのなので重要です。
・過去の内容が正確にわからない場合、閲覧申請等を行うことを検討すると安心です。
弊所では、過去の申告書・届出内容の確認(閲覧申請)から、今後の対応(届出書の提出・修正申告や確定申告等)までを一括してサポートしております。
まずは現状をお聞かせいただければ、最適な確認方法をご案内いたします。


